雪崩(なだれ)とは、山岳部の斜面上に降り積もった雪が重力の作用により、早い速度で移動する自然現象である。
雪崩の始動の仕方によって点発生/面発生、積雪のどの範囲が雪崩れたかによって表層/全層、積雪の湿り気により乾雪/湿雪、雪崩の形態により煙型/流れ型/複合型、などに分類でき、これらを組み合わせて表現する。 これらとは別に懸垂氷河などの崩壊に伴う氷雪崩や雪庇の崩落によるブロック雪崩なども存在する。
よく登山者やスキーヤーが遭遇するものには点発生表層雪崩(スラフ)、面発生表層雪崩(スラブ)があるが、特に広範囲で一斉に雪崩が発生する面発生表層雪崩は危険度が高い。なお、大規模な煙型乾雪表層雪崩のことを特に泡雪崩といい、富山県(黒部地方)などではホウと呼ばれ恐れられている。
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雪崩の発生条件は様々で、単純な一般化は難しいが、降り積もった雪粒同士の結合がなんらかの外的要因(重力、圧力、気温の上昇など)によって壊された際に発生すると言える。
厳冬期、急激な気温の変化は、積雪内部に大きな温度差を生じさせる。これは「しもざらめ雪」と呼ばれる弱層が形成されることが多い。また、一度に大量の降雪があると、弱層の上に積もる雪に荷重が増す。 急な斜面の場合、弱層は支持力を失いやすくなり、雪崩が発生する危険も非常に高くなる。